カメラ機材 写真の基礎

広角レンズ?標準レンズ?望遠レンズ? - これでレンズ選びも迷わない!カメラレンズの種類別の違いと特徴【カメラレンズの選び方】

更新日:

カメラ用のレンズは、1メーカーごとにすごい本数が発売されていますが、ざっくり分けてしまえば、一部を除いて標準レンズ、広角レンズ、望遠レンズの3種類に分けることができます。
それぞれに特徴があるのですが、初心者の人にはあまり理解されていない特徴もあります。

そこで、今回は、各レンズの特徴について解説してみたいと思います。

レンズの基本的な分け方

カメラレンズは、昔から50mmの焦点距離のレンズの事を”標準レンズ”と呼び、それを挟んで焦点距離が小さい方を広角レンズ、大きい方を望遠レンズとして区分しています。
2019071801
わかりやすいイメージで言えば、小さくなるけれども視野よりも広く写るのが広角レンズ、遠くの被写体が大きく狭く写るのが望遠レンズといったところです。

ただ、単純に広く写る、大きく写るだけがこれらのレンズの特徴ではなく、人の目の見え方とは異なるレンズ特有の見え方になることを覚えておくと写真の幅が広がるので、それぞれのレンズについて説明してみたいと思います。

 

なお、ここで記述する焦点距離は、すべてフルサイズ換算(35mm換算)になります。
ASP-Cやマイクロフォーサーズなどでは、それぞれ換算して考えてくださいね。

フルサイズ換算って何??って方は、以下の記事を読んでみてください。

レンズ選びの基礎知識!フルサイズ換算ってなんだ?を解説するよ!

基本となる『標準レンズ』

2019071802

まずは、基本となる標準レンズからです。

最近は、ズームレンズが主流となっているので、明確に標準レンズと言えなくなっていますが、焦点距離が50mm前後の単焦点レンズの事を標準レンズと言います。また、50mm前後のズーム域を持つズームレンズを標準ズームレンズとも言います。

なぜ50mmが標準なのかについては、諸説ありますが、人間の視野の広さに近い事や歪みが少なく遠近感も人の目の見え方に一番近く自然というところから標準と言われています。

また、製造上一番作り易いらしく、比較的安価なレンズが多いのも特徴と言えます。
各メーカー安価で明るい標準レンズも多数出ているので、単焦点の入門レンズとしても向いています。

この50mm前後が一番使い易い焦点距離なので、誰しも1本は必要な基本的なレンズと言えます。

遠近感が強調される『広角レンズ』

広角レンズは、被写体が小さくなりますが広く写るレンズであり、35mm〜21mmまでを広角21mm以下の焦点域を超広角と言います。

広角レンズは、焦点距離が小さくなるほど写りに変化があり、特に超広角レンズになると1mm単位で写りの変化が大きくなります。なので、ズーム域が、16mmスタートなのか、18mmスタートなのかは大きな違いが出てきます。

また、写りの特徴として、遠近感が強調されるのが広角レンズの特徴です。
前後に離れた被写体の距離が、人の見た目よりも距離が離れているように写ります。

例えば、以下の2枚の写真を見てください。同じカエルさんですが、写り方が違いますよね?

2019071803
2019071804

どうでしょうか?下の写真の方が、明らかに離れて立っているように見えますよね。

でも、これはカエルの距離はどちらも同じなんです。
それぞれ上は50mm、下は21mmのレンズを使用し、一番右のカエルを同じ大きさになるようカメラ位置を変えて撮った写真なんです。

このように、広角レンズは、広角になるほど距離が離れて見えるように写るのが特徴になります。

遠近感が圧縮される『望遠レンズ』

望遠レンズは、遠くの被写体が大きく狭く写るレンズであり、領域としては80mm〜300mmくらいを望遠300mm以上を超望遠と言います。

望遠レンズは、望遠になるほどレンズが大きくなり、大きいものでは全長50cm以上、重さ3kgオーバーのまさに大砲です。

写りの特徴は、広角レンズとは逆に、遠近感が圧縮されるのが特徴です。
つまり、前後に離れた被写体の距離が、人の見た目より距離がないように写ります。

こちらも以下の2枚の写真をみてください。

2019071803
2019071805

明らかに下の写真の方が、くっつて見えますよね。

もうお分かりだと思いますが、こちらも上が50mm、下が100mmで同じカエルさん達を撮った写真なんです。

このように、望遠レンズは、距離感を圧縮して見えるように写るのが特徴になります。

パースペクティブ

広角レンズ、望遠レンズ共に、標準レンズとは違った写りになるのは理解できたかと思います。
このようなレンズによる遠近感の付き方の事を、パースペクティブ(遠近感の英語訳)といい、略してパースとも呼びます。
今回の例では、21mmと100mmでしたが、より広角、より望遠になるとそれぞれパースの効果が強くなっていくのがレンズの特徴なのです。

まとめ

当記事のまとめ!
  • 標準レンズは、人の見た目に近い自然な写りになるレンズ
  • 広角レンズは、広く小さく距離が離れたように写るレンズ
  • 望遠レンズは、狭く大きく距離が縮めたように写るレンズ

どうでしたでしょうか?レンズは、ただ単に大きく写す、広く写すだけではなかったんですね。

今回解説したパースペクティブの付き方が、人の見た目とは異なることを理解できると、その違いを写真に活かす事で、よりステップアップした写真を撮る事ができるんじゃないかと思います。

初めは、ちょっと意識してみるように心がけていれば自然に身に付くことなので、ちょっと意識してみてくださいね!

おすすめの記事

1

カメラってどういう仕組みで写真が写るのかって疑問に思いませんか? 『そんなもん、カメラの電源入れてシャッター押せば写るやんけ』と言われると元も子もないのですが...(汗) カメラで写真が写る仕組みがわ ...

2

カメラやスマホなどのカメラを選ぶ時に、よく”F値”というものを見かけませんか? "F1.8レンズ搭載"なんて表現ですね。 このF値というのは、レンズの性能を表す指標として使われており、値が小さい方が良 ...

3

カメラ初心者にとって、いまいち分かりづらいのは”絞り”じゃないでしょうか? 絞りってどんな機能なのかわからないですよね。 でも、絞りの働きをしっかりと理解しておくと、写真の表現にも活用できるとても大切 ...

-カメラ機材, 写真の基礎
-, ,

Copyright© シャシンのQ , 2019 All Rights Reserved.