基本の使い方

【撮影モード攻略】シャッタースピードを設定する!シャッタースピード優先モードの使い方

更新日:

前回、こちらで絞り優先モードについて説明しましたが、続いて今回はシャッタースピード優先モードです。
正直、絞り優先モードよりも使用頻度は少ないのですが、しかし、シーンによっては大変有用なモードなので、こちらもぜひ覚えて欲しいモードです。

では、早速、シャッタースピード優先モードについて解説していきたいと思います。

撮影モードのおさらい

まずは、恒例の撮影モードのおさらいから。
どのカメラにもある代表的な4つのモードがこちら

プログラムオート 絞り(F値)、シャッタースピード共にカメラに任せるオートモード
シャッタースピード優先モード シャッタースピードを自分で設定すると、それに合う絞り(F値)をカメラが設定してくれるモード
絞り優先モード 絞り(F値)を自分で設定すると、それに合うシャッタースピードをカメラが設定してくれるモード
マニュアルモード 絞り(F値)、シャッタースピード共に自分で設定するモード

今回は、この中から、シャッタースピードを自分で決定するシャッタースピード優先モードについて説明していきます。

ちなみに、各撮影モードの概要については、以下の記事にまとめていますので、こちらもよければ読んでみてください。

カメラの撮影モードを極める!撮影モードの選び方のコツ

シャッタースピードとは?

”シャッタースピード”とは、撮影時のシャッターが開いてから閉じるまでの速度の事を指します。(シャッター速度とも言います。)

シャッタースピードは、基本的には1秒以下なので分数で表され、分母が大きくなるほど高速なシャッタースピードとなります。

例えば、

  • 1/60
  • 1/125
  • 1/250
  • 1/500

という具合となります。
また、カメラでの表示は、分母だけの、60、125、250、500といったように表示されます。

このシャッタースピードが高速になるほど、一瞬を切り取るので被写体の動きが止まった写真となり、逆に遅いと被写体をブラして撮る事ができます。

シャッタースピードについて詳しくは、こちらの記事で解説しています。

【写真の基本】シャッタースピードの役割/使い方を徹底解説するよ

シャッタースピード優先モードとは?

改めて、シャッタースピード優先モードとは、シャッタースピードの速さを自分で決めて、絞りの値(F値)をカメラが最適な値に設定してくれる撮影モードです。

例えば、走り回る子供などの動いている被写体を撮影する時やパレードや行進などゆっくり動くものでもしっかりと動きを止めた写真を撮影する時に適したモードと言えます。
特に、運動会や屋外スポーツなど光量が十分な時には、高速シャッターに設定する事でしっかりと動きを止めた写真を撮る事ができますので有用なモードです。

絞りはカメラがコントロールしてくれますが、絞りの解放値にはレンズによって限界があるので、ISOオートと組み合わせると使い勝手が上がります

シャッタースピード優先モードの設定方法

設定は、モードダイアルを、以下の絞り優先モードに合わせるだけです。簡単ですね。

  • キヤノン、ペンタックス:Tvモード
  • ニコン、オリンパス、ソニー:Sモード

2019071201

あとは、シャッタースピードを選択するだけ!

撮影モードを、シャッタースピード優先モードに合わせたら、あとはシャッタースピードを選択するダイアルでシャッタースピードを設定するだけで、それに見合う絞り値をカメラが設定してくれます。

キヤノン 7Dmark2の場合、シャッターボタン横のダイアルが、シャッタースピードの選択のダイアルになっているので、これを回すだけでシャッタースピードを変更する事ができます。

2019071202

正直に言って、使用頻度が比較的低いモード

ただ、ぶっちゃけて言って、4つの撮影モードの中で一番使用頻度が低いのがシャッタースピード優先モードじゃないかなと思います。

光量が不足する屋内などでは、シャッタースピード優先モードを使用すると、絞りが解放で固定されるような状況となってしまい、被写界深度を上手くコントロールできなくなってしまうためです。

このような暗い場面での使い勝手がどうしても悪く、この場合、ISOオート+絞り優先モードやマニュアルモードの方が使い勝手が良いため私はあまり使用しません。

ベストなシャッタースピードは、被写体によって様々

シャッタースピードは、どれくらいに設定すれば良いのかですが、これは撮影する被写体によって様々です。

例えば、2〜3歳の子供が走る程度であれば、1/250でも十分動きは止まりますが、私が撮るようなレーシングマシンだと1/250では、ほぼ動きが止まりません。

このようにベストなシャッタースピードは被写体の動きの速さに比例しますので、撮りながら液晶で確認してシャッタースピードを調節するようにしましょう。

シャッタースピードの違いによる表現

基本的には、高速シャッターでピタッと止めるか、スローシャッターでブラして撮るかのどちらかになります。

高速シャッター

動いている被写体をピタッと止めて撮影する場合には、高速なシャッタースピードで撮影します。

必要なシャッタースピードは、被写体の動きの速さに比例するので、試し撮りをしながら状況を見てシャッタースピードを判断します。

下の写真では、時速100kmを超えるスピードでコーナーを曲がるレーシングマシンなので、1/500の高速なシャッタースピードで動きを止めています。

2019071203

スローシャッター

スローシャッターは、高速シャッターとは逆に動きの軌跡を写真に表現することができます。

誰しも目にしたことがある写真で言えば、花火の写真だと思います。
写真の花火って下の写真のように光の軌跡が糸状になって綺麗に表現されています。
これは、シャッタースピードを遅くして、火花を光の軌跡として写した結果です。

2019071204

また、流し撮りと言って、動いているものに合わせてカメラを振って動感を表現することもできます。
下の写真は、時速200km以上のスピードで横切るレーシングマシンを流し取った写真です。背景が綺麗に流れてとてもスピード感のある一枚になっています。

2019071205

ちなみに、スローシャッターの面白い点は、シャッタースピードの速さの違いによって写りが変化してくるところです。
以下の2枚は、同じ場所で撮った写真ですが、シャッタースピードが違うだけでまるで違う写真に仕上がっていますよね。

2019071206

2019071207

どちらの写真が良いかは、人それぞれの好みなので、ベストなシャッタースピードは自身で探っていくことになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
シャッタースピード優先モードは、使用頻度こそ低いですが、子供の運動会やスポーツ撮影なんかでは大活躍間違いなしのモードです。
また、シャッタースピードを変える事で、写真として様々な表現が可能となり、覚えると大変面白いですよ。

最初は、どのように写るかわからないかもしれませんが、デジタルカメラなんで数打ちゃ当たるでチャレンジしてみてください!

おすすめの記事

1

カメラってどういう仕組みで写真が写るのかって疑問に思いませんか? 『そんなもん、カメラの電源入れてシャッター押せば写るやんけ』と言われると元も子もないのですが...(汗) カメラで写真が写る仕組みがわ ...

2

カメラやスマホなどのカメラを選ぶ時に、よく”F値”というものを見かけませんか? "F1.8レンズ搭載"なんて表現ですね。 このF値というのは、レンズの性能を表す指標として使われており、値が小さい方が良 ...

3

カメラ初心者にとって、いまいち分かりづらいのは”絞り”じゃないでしょうか? 絞りってどんな機能なのかわからないですよね。 でも、絞りの働きをしっかりと理解しておくと、写真の表現にも活用できるとても大切 ...

-基本の使い方
-,

Copyright© シャシンのQ , 2019 All Rights Reserved.