適正露出という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
意味としては、丁度良い露出と言いますか、適切な露出と言ったところでしょうか。
この言葉自体は、割と使われるのですが、どう言った意味なのかについて解説したいと思います。
適正露出
いきなり結論から言いますと、適正露出という言葉はありますが、何が適正露出なのか決まっていません。
強いて言うならば、撮る人がその写真で伝えたい雰囲気や明るさ、表現などのイメージした露出の事を適正露出と言うかなと思います。
言ってしまえば、撮る人が適正だと思えば、それが暗くても、明るくても良いので、”伝えたいものや表現”などの撮影意図が表せるならば、それが適正露出なのです。
例えば、次の3枚の写真を見比べてください。
①
②
③
これらの写真は、
- ①がカメラの自動露出で撮影した写真
- ②が露出補正を+1で撮影した写真
- ③が露出補正を−1で撮影した写真
で撮影した写真です。
個人の好みというのもありますが、どの写真も表現としては間違いではないので、
- 適度な明るさで写っているのが好きだから①
- 明るく柔らかい雰囲気が好きだから②
- ちょっと暗めの雰囲気ある写真が好きだから③
と選んでも、これがベストだと思えばどれも適正露出です。
なので、撮影の時に、自分で露出補正機能を使って好みの明るさに調整すれば、それが正解と言うことなのです!
おまけ:カメラの自動露出は適正露出なのか?
これも撮影者が適正露出と思えば、適正露出と言えます。
ただ、カメラのプログラムオートは、失敗しにくい設定が選択される事が多いので、絞りや露出補正を上手く設定する事でより自分のイメージに近づけて撮ることも出来ると思うので、色々試してみるのもアリだと思います。
まとめ
適正露出なんて言葉から、露出に正解があるように思えるのですが、実際には自分が気に入ればそれでOKで、適正露出というのは人それぞれということです。
なので、自分が好きな雰囲気の写真を色々みて、皆さんの自分の適正露出を探してみてはどうでしょうか!