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高画素のカメラはどんな時に必要になるのか?高画素のメリット・デメリット

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以前、現在のデジタルカメラでは、以下の記事で高画素=高画質とはならないという記事を書きました。

画素数が多い方が写真は綺麗になるのか?カメラ選びで知っておきたい画素数と画質のお話

それでも、高画素なモデルも販売されていますが、この高画素なデジタルカメラにもメリット・デメリットがあります。
今回は、高画素モデルにどんなメリット・デメリットがあるのかについて書いてみたいと思います。

高画素のメリット

一番のメリットは、大きいサイズに出力することができること

結論から言えば、プリントやモニタ画面などの出力先が大きくなる程、高画素の写真の方が有利となります。
これは、点と密度の単純な話で、写真を構成する点の数が多ければ、それだけ拡大にも耐えられるって訳です。

例えば、極端な例ですが、下の図の四角AとBでは点の密度は4倍の違いあります。この小さい四角ですら差を感じますが、これを、さらに四角の面積が4倍になると、以下のように密度の差をさらに感じるようになります。

2019070801

このように出力するサイズによって、必要とする画素数が変わってくるので、高画素のカメラの方が様々なサイズの出力に対応する事が可能です。

ちなみに、逆を言えば、出力するサイズが小さいのであれば、違いを感じる画素数以上はどれも一緒となるので、前回の記事では画素数=高画質とはならないと説明しました。
実際、部屋の写真立てに飾るくらいのLサイズの写真(89mmx127mm)であれば、1000万画素以上もあれば十分綺麗な写真となり、それ以上画素数が増えたとしてもパッと見ての大差は感じないと思います。

しかし、これが駅の広告や大きな看板となれば、話が別です。出力するサイズが何mの写真になると、1000万画素の写真では明らかに画素が不足してしまいます。
このため、このような大きな出力サイズで写真を使用するのであれば、もっと高画素の写真データが必要となるのです。

つまり、デジタル写真の画素数は、出力する先のサイズで必要な画素数を充たせるかどうかがプリントの質に影響するけれども、必要以上の画素数がある場合には明確な質にはつながらないという事が言えます。

トリミングに強い

画素数が多いということは、写真の一部を切り取るトリミングを行なっても十分な画素数が残るので、トリミングに強いと言えます。(トリミング耐性があるとも表現します。)

これも単純な話、1000万画素の写真から300万画素分を切り取ると、700万画素分のデータしか残りませんが、2000万画素の写真であれば1700万画素分が残るので、切り取っても十分なクオリティのデータが残ります。

ただ、安易にトリミングすることを前提として写真を撮っていると上達にはつながりませんので、撮る時にはトリミングなしでも十分な写真となるよう心がけましょう。

高画素のデメリット

手ブレに弱い

画素数が多くなると写真の描画が緻密になるので、少しのブレも目立つようになると言われています。なので、三脚を使用するなどのブレ対策が重要となります。

写真データが非常に大きくなる

画素数が増えるということは、それだけ記録する情報量も増えるということなので、写真1枚あたりのファイルサイズが非常に大きくなってしまいます。また、ファイルサイズが大きくなると、そのデータをスムーズに画像処理を行うためには、高スペックなパソコンも必要となるので、撮った後の処理も大変となります。

ノイズが多くなる

デジタル写真のノイズは、1画素あたりの大きさが面積が小さくなる程、ノイズ量が多くなると言われています。イメージセンサーの大きさは変わらないので、高画素になる程、1画素当たりの面積は小さくなっていきます。
このため、理屈上は高画素なカメラほどノイズには弱いと言えます。(ただし、技術の進歩もあるので、若干わかりにくいと思いますが)

高画素デジタルカメラのまとめ

メリット

  • 大きなサイズの写真に出力できる
  • トリミングに強い

デメリット

  • 手ブレに弱い
  • ファイルサイズがとても大きくなる
  • ノイズが多くなる

まとめ

以上、高画素のカメラのメリット・デメリットをまとめてみましたが、趣味や家庭で使用するレベルでは、現時点では値段に見合うだけのメリットがあまりないと感じるのではないでしょうか。
実際、用途的には、広告などの商業写真や質を求める作品制作といった、1枚のクオリティを追求する写真に向いていると言えます。

なので、改めて現状では2000万画素クラスのデジタルカメラで十分といったところでしょうか。

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