撮影テクニック

置きピンとはどんなテクニック?置きピン撮影のやり方やコツをマスターしよう!

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動く被写体の撮り方を調べると、出てくる方法が”置きピン”という方法だと思います。
この置きピンというテクニックは、案外簡単で色々と応用がきくテクニックなので、動く被写体を撮る場合には是非ともマスターしてほしいテクニックの一つです。

今回は、そんな置きピンのやり方から応用まで、置きピン撮影について解説してみたいと思います。

「置きピン」とは、どんなテクニック?

置きピンというのは、動きのある被写体に対してピントを一定の場所に置いて、被写体が通過した時にシャッターを切るという方法です。

通常であれば、カメラのオートフォーカスを使ってピントを合わせてからシャッターを切りますが、逆に通る場所を予測してピントを合わせておいて写真を撮るんです。

言葉で読むとちょいと難しいですよね。。。想像にしにくいというかなんというか。

ってことで、実例を用意してみました。
今回用意したのは、誰もが知る電車のオモチャと線路です。
まずは、この線路のある場所に予めピントを合わせておきます。

2019080201

そして、電車がピントを合わせた場所を通過するのを待ってシャッターを切るとピントが合った写真を撮れるという寸法です。

2019080202

このように、予め”ピント”を”置いて”から撮る方法なので、置きピンと言います。

置きピンの基本的なやり方

この動く電車が通過する場所に、シャッターボタンを半押ししてまずはピントを合わせます。
そしてシャッターボタンを半押したまま(AFロック状態)で、電車が来るのを待ちます。

2019080203

半押しを続けたまま、電車がピントを合わせた場所を通過するタイミングを待ってシャッターを切ります。

2019080204

これが基本的な置きピンの撮り方です。

置きピンのメリット/デメリット

メリット

撮影時にピントを合わせる必要がない

動く被写体を撮る時のセオリーは、コンテニュアスAFを使って被写体を追いかけて撮るという方法があります。

しかし、この方法はやってみると、被写体を上手く追いかけてピントを合わせるのってまあまあ難しいんですよね。
特に、構図まで考えなから追いかけるとなると結構な難度です。

その点、置きピンの場合には、ピントが合って撮影できる場所が決まっているので、厳密に追いかける必要がなく追いやすくなります。

構図を自由に考えられる

ピント位置が既に決まっているので、被写体が通過する場所を中心に構図を決めることができますし、カメラのAFポイントの位置に捉われずに構図を考える事もできるので、自由な構図で撮影することができます。

デメリット

ピントが合う範囲が狭い

当然ですが、ピント位置を固定するので、ピント位置を変えながら撮ることができません。

なので、連写で撮ってもピントが合うのはほぼ一枚のみとなります。
(高速連写で被写界深度がある程度深ければ、ピントが複数枚合う場合もあります。)

期待通り動いてくれないと空振りになる

これも当然と言えば当然ですが、被写体が期待通りの場所を通らなかった場合には写真を撮ることができません。
なので、場合によって期待通り撮れるかが、一か八かになる事になります。

どんな時に置きピンを使うのか

極端な話、動きがある被写体であれば、どんな被写体でも置きピンを使える場面はあると思います。

電車や飛行機の離着陸

電車や飛行機の離着陸は、決まった場所を通ってくれるので、かなりやりやすいです。
また、自分が動いたり、ピント位置を変えることで、様々な構図を選べるので、置きピンには打って付けの被写体と言えます。

走り回る子供

自由に動き回る子供ですが、言葉が通じるので上手く口で誘導しつつ、置きピンを使うのも一つのテクニックです。
例えば、下の写真は、トンネルの出口にピントを合わせておいてから、トンネルを通るよう上手く誘導して撮った一枚です。

2019080207

ショーなど

動きはある程度予測できるけれども、ピントを瞬時に合わせなければならないような場合には、予め置きピンでピントを合わせておいて、タイミングを見計らって撮るというのも一つの手段と言えます。

置きピンの応用編

常にピント位置を固定したい場合

置きピンをする時に、一定の位置にピントを固定したままにしたい場合には、一度、AFでピントを合わせてからカメラをMFに切り替えることでピント位置をずっと固定することができます。
もしくは、最初からMFでピントを合わせるのでもOKです。

同じ場所で何度も待ちたい場合には、このようにピント位置を固定する方法が有効です。

ピントを合わせたい場所が見えにくい/ピントが合わせづらい場合

ピントを置きたい場所が見えにくい場所であったり、ピントが合いにくいような場合には、その場所と同距離にある別のピントを合わせやすいものに合わせます。

例えば、下のように線路が見えにくい場合には、横にある人形にピントを合わせる方が合わせやすいですよね。

2019080205

このように、見えないような場合には、同じ距離にある他のポイントを探してみましょう。

動きが速い被写体の場合

動きが速い被写体の場合には、シャッタースピードが中途半端な速度だと以下のように被写体ブレを起こすので注意しましょう。

2019080206

シャッタースピードには注意をして、被写体の速度に合わせてシャッタースピードを速くする必要があります。

または、被写体の動きに合わせてカメラを動かしながら撮る”流し撮り”という方法もあります。
この方法は、なかなか難しいですが、上手く決まれば下の写真のように躍動感のある写真に仕上がります。

2019080208

置きピンのコツ

置きピンを使う場合のコツとしては

  • 特に被写体の動きをよく観察して、どのように動くのか、その先を考えて予測すること
  • 失敗しても微調整を繰り返して何度もトライする粘り強さ

が大切だと思います。
このやり方を覚えるだけで、動く被写体に対して撮影方法の幅が確実に広がるので、マスターするまでコツコツと練習してみてくださいね。

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