写真の基礎

ブレた失敗写真が減らせる!写真のブレの対処法

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いい写真が撮れたと思って見てみたら、写真がブレていてがっかりしたことはないでしょうか?せっかくの写真を台無しにしてしまうブレですが、どうやったら防げるのでしょうか。

今回は、写真で発生するブレとそれを防ぐ方法について、詳しく解説してみたいと思います。

写真で発生するブレは2種類ある

ブレと一口に言っても、写真で発生するブレには以下の2種類のブレがあります。

  • 手ブレ
  • 被写体ブレ

手ブレは、その名の通り撮影する手が揺れる事で写真全体がブレてしまう事です。撮影する時に揺らしているつもりがなくても、シャッタースピードが遅いとシャッターボタンを押す僅かな揺れが手ブレとして写真に出てきてしまいます。
もう一方の被写体ブレは、被写体がシャッターを切っている途中に動いてしまう事によって発生するブレです。
ここからは、それぞれのブレの防ぎ方について、解説していきます。

手ブレを防ぐ方法とは

まずは、画像全体がブレてしまって失敗写真になってしまう手ブレ写真についてです。

手ブレをしない限界シャッタースピードを知る

手持ちで撮影する時にブレないとされるシャッタースピードの目安は、

1/焦点距離

よりも早いシャッタースピードと言われています。
ただし、これはあくまで基準としての目安で、撮影者の技量や撮影環境によっても差があり、ブレないという保証はありませんので目安と考えておきましょう。

具体的には、焦点距離が50mmのレンズ(35mm換算も含む)を使用している場合、”1/50”が手ブレをしない目安のシャッタースピードとなります。これよりも早いシャッタースピードであればブレにくいという事になります。
ただ、ブレないと言っても適当に構えて撮っていてはダメですよ。あくまで目安なのできっちりと構えた上で気をつけて撮る事が前提条件です。

なお、この式を考える時には、使用するカメラがASP-Cやマイクロフォーサーズの場合、焦点距離を35mm換算の1.5倍、2倍で考える必要がありますので注意しましょう。
35mm換算については、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも確認してください。

レンズ選びの基礎知識!フルサイズ換算ってなんだ?を解説するよ!

シャッタースピードは、分母の数字が大きい方がシャッタースピードが速くなります。

広角レンズほどブレにくい(ブレが目立たない?)

”1/焦点距離”の計算式からもわかるように、分母となる焦点距離が小さくなる広角レンズを使用する場合には多少余裕があります。

しかし、広角だから安心して撮っていると、ブレていないようでも写真の仕上がりがもやっとしている時があります。そう言った場合、大抵はパソコンで拡大してみると微妙にブレていたなんてこともあります。

広角レンズでもブレは発生しますし、広く写っていてブレが目立たないというだけなので、目安よりも少し余裕を持ったシャッタースピードを設定しておくと安心です。

望遠レンズは特に要注意

望遠レンズの場合には、手元の僅かな揺れでも遠くになる程に動く幅は大きくなるので、特に手ブレには注意が必要となります。特に、200mmを越えてくると、広角レンズと同じ感覚で撮っていると簡単にブレるので、三脚や一脚を使うなどしっかりとしたブレ対策が必要となります。

手持ち撮影のブレ対策

カメラの持ち方を見直す

ブレ対策の基本は、しっかりとカメラを構える事がまず一番だと思います。
構え方の注意点としては

  • 両手でカメラを持つ。
    一方は、レンズ本体を、もう一方でグリップ部分を持つ
  • 脇を締めて腕を動かないようにする
  • コンデジ持ちは避ける
    (両手で胸の前にカメラを持って液晶を見ながら撮る)

といった所が挙げられます。しっかり構えて
集中して撮りましょう。

また、撮影する時に、体や肘をつけられる壁や柵などがあれば、寄りかかったりしてカメラを安定させる事でブレを軽減できますので、是非利用してみましょう。

カメラの設定で対処する

手持ちでシャッタースピードを速くするには、ISO感度を上げるのが一番かと思います。ただし、感度の上げすぎはノイズが発生して画質の劣化が起こるので注意が必要です。

【写真の基本】ISO感度の役割と使い方のコツをまとめてみた

もう一点、シャッタースピードを速くする方法として、F値(絞り)を小さくする(解放する)方法もありますが、これはあまりおすすめできません。これは、F値を小さくする事で、被写界深度が変わってしまい写真自体の写りが変わってしまうためです。

特に風景写真のような全体をシャープに写したい場合には、F値を小さくしてしまうと被写界深度が浅くなってしまうので、ISO感度で対応する事がポイントになります。

背景がボケる写真の4条件をまとめてみた

写真のピントとボケはどう違う?写真の背景のボケについてまとめてみた 【一眼レフ、ミラーレス】

手ブレ補正機能を使う

これは反則気味ですが、手ブレ補正機能付きのカメラやレンズを使うってやつです。だいぶお金のかかる対策ですね(汗)
でも、効果はてきめんなので、導入も視野に入れてみてもよいでしょう。
ただし、手ブレは防げてもこの後に説明する被写体ブレは発生するので注意は必要です。

被写体ブレを防ぐ方法とは

続いて、シャッターが開いているうちに被写体が動くことによって起こる被写体ブレです。

カメラの設定で対処

被写体が動いてしまうことによって発生してしまうので、それよりも早いシャッタースピードで撮る必要があります。

設定としては、手ブレ同様にISO感度を上げることでシャッタースピードを上げて対処する方が望ましいと思います。
F値を小さくするというのは、やはり被写界深度が浅くなり写りに変化が出るため、こちらでシャッタースピードを稼ぐのはあまりおすすめできません。

なお、被写体ブレは、そもそも被写体が動いてしまう事が原因であるため、撮影者側で対処するにはシャッタースピードを上げる事でしか対処できません。

被写体ブレを利用する

被写体が動いてしまうなら、その動きに合わせて撮るという方法もあります。これを流し撮りと言います。
動いている被写体に合わせてカメラを動かして撮るという方法で、上手く決まれば動感のある写真を撮ることができます。

ただ、正直、難しい撮り方ではあるので、別途コツを習得する必要があります。

まとめ

薄暗い環境や屋内での撮影の場合、どうしても明るさが足りずにシャッタースピードが遅くなってしまうので、手ブレ発生の目安となる『1/焦点距離』のシャッタースピードを気をつけておく事で、失敗の可能性を減らす事が出来ると思います。

ただ、三脚等が使える環境で撮るのであれば、面倒くさがらずに三脚を使用するようにしましょうね!

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