撮影テクニック

写真の色が想い出の色と違うのはなぜ?写真を思い通りの色に撮る方法

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夕焼けや花などの色彩豊かなものを撮っていると、写真で撮った結果が思ったより色彩が薄いなんて事を感じる事があります。
特に、インスタグラムやらネット上の写真では、とても色彩豊かな写真がずらっと並んでいますからね。

なぜ、そんな事になるのか、今回は、思った色にならない原因と対策について解説したいと思います。

写真の色が想い出と違うのはなぜ??

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綺麗な夕焼けを想像してみてください。
すると、大体の人は、真っ赤に燃えるような情景を思い浮かべたんじゃないかと思います。
でも、実際に夕焼けを写真を撮ってみると、あっさりした夕焼けしか写らず、コレジャナイ感が漂う事になるんですよね。

なぜ、そんな事になるんでしょう。

ポイントは、記憶色

思った色の写真にならない原因は、人が持つ記憶色という感覚にあります。

人は、イメージとして脳に色を記憶するとき、実際の正確な色とは違い、色鮮やかに記憶する傾向があるそうです。
この人の記憶の中の色の事を記憶色といい、これが思った色にならないポイントです。

対するカメラは、あくまで目の前の情景を忠実にその時の色を捉えて写真とします。

すると、人の頭の中の色と現実の色の間にギャップが生じてしまい、その結果、写真では思った色がではないと感じるようになります。

写真の色を記憶色に近づける

人が記憶する色とカメラが捉える色に違いあるのであれば、カメラを人に合わせることでギャップが解消されるという事になりますよね。
そこで、人の記憶色にカメラを近づけるための設定について、紹介していきます。

ホワイトバランスを設定する

ホワイトバランスは、本来、白いものを白く写すための機能ですが、これをワザとずらしてしまう事で印象を変えることができます。

ホワイトバランスは、電球やを選択すると、写真全体の光を補正のために寒色系(ブルー)に、日陰やくもりを選択すると暖色系(アンバー)に変わります。
そのことを利用して、撮影の時にホワイトバランスを変更して、画面全体の印象を変えて、記憶色に近づけます。

下の写真は、夕日が沈む頃のだったので、暖色系が強くなるようホワイトバランスを設定しました。
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こちらは、雨上がりの小道なので、上とは逆に雨の雰囲気を表現するためにホワイトバランスを寒色になるよう設定しています。

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ピクチャースタイルやフィルムシミュレーションなどの彩度・コントラスト設定を変更する

使用するメーカーによって設定箇所や呼び名は様々ですが、写真の色の鮮やかさを変更する彩度設定や光の明暗差を調整するコントラストの設定がカメラにはありますので、
その設定を変更することで記憶色に近づけることができます。

キヤノンの場合には、メニュー内のピクチャースタイルから撮影対象のプリセットを選び、さらに好みに応じてカスタマイズすることができます。

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富士フィルムの場合には、クイックメニュー内に設定項目があり、設定が可能です。

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彩度の設定を鮮やかにする

記憶色は、色鮮やかに覚える傾向があるので、カメラの設定も彩度の設定をあげておくと、写真が色鮮やかになり満足のいく結果がえらます。
ただ、注意してもらいたいのが、花などの色鮮やかなものを撮影する時に、彩度の設定を上げすぎると逆に色が破綻してしまってドギツイ印象になるので、このような場合にはほどほどにしておきましょう。

2019061403

コントラストの設定を変更する

撮影する被写体にもよりますが、コントラストの設定を変える事で写真の印象を操作することができます。
明るい部分と暗い分の明暗差の設定を行うコントラストは、強くする事で重厚な印象に、弱くする事で軽い印象になります。

例えば、雨の日や森の中などの被写体に対しては、コントラストを強める事で印象を強くすることができます。
逆に、花畑や晴れた日の散歩道など明るい被写体に対しては、コントラストを弱めることで爽やかなイメージにすることができます。

この作例は、コントラストを弱めて繊細で柔らかな雰囲気を出してみました。
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ワザと写真の明るさを変えて撮ってみる

被写体によっては、通常の露出よりも明るくしたり、暗くすることで印象を変えることができます。
花や木漏れ日などは、通常よりも明るく撮った方が、草木の水々しさを引き出すことができたりします。

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また、黒が閉まると印象的な写真の場合には、少し暗めに撮ることで印象がグッと引き締まります。

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現像時に変更する

上に挙げたホワイトバランスや彩度、コントラスト、明度は、PC上の現像処理でも変更することができるので、後からパソコンで調整するというのも一つの手です。
その時には、RAWで撮影しておく方がよいでしょう。

まとめ

当記事のまとめ!
  • 思った色の写真にならないのは、人がもつ記憶色が原因
  • 写真にする時には、記憶色に近づけるようにする
  • ホワイトバランス・彩度・コントラスト・明度で印象を変えることができる

色合いが物足りないと感じるのは、人の感覚のせいというのは意外だったかもしれません。
でも、最近のテレビや雑誌などで目にする映像や写真も色鮮やかにされているものが多いので、その印象からより記憶色が強調されているのかもしれませんね。

自分で撮る写真の色合いに満足できない場合には、本記事の設定を一度お試しくださいね。

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