写真の基礎

【一眼レフ/ミラーレスの基礎知識】これを読めばJPEGファイルがわかる!JPEGファイルの基礎知識

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デジタルカメラで写真を撮る時に、多くの皆さんは「JPEG」(ジェイペグと読みます)という形式で写真を撮っているかと思います。標準設定で、だいたいJPEGに設定されていますからね。

でも、このJPEGについて、パソコンに詳しくないとあまりご存知ではないかと思うので、今回はこの「JPEG」とはなんぞやって事を解説したいと思います。

JPEGとは?

パソコンの世界には、画像にも色々な種類の形式がある

まずパソコンの世界には、一口に画像ファイルと言っても様々な形式が存在します。
まあ、掃除機に、パナソニックや三菱、ダイソンなどなど、色々なメーカーがあるのと一緒ですね。

そんなたくさんある画像形式には、大きく分けて圧縮形式と非圧縮形式の2種類が存在します。
画像ファイルというのは、パソコンのファイルの中ではかなりファイルサイズが大きい部類なので、小さくして使い勝手を良くするために圧縮技術が用いられ、圧縮形式と非圧縮形式に分かれています。

その中で、JPEGは圧縮形式の中で最もメジャーな形式の一つで、拡張子に”.jpg” もしくは、".jpeg"が付きます。

世界で標準的に使われる画像形式がJPEG

JPEGファイルがメジャーな要因として、世界中のどんなコンピュータでも使用できるようにファイル形式が標準化されている事があります。

つまり、JPEGとは、こういう決まりでファイルを作ってくださいという規格が決まっているのです。
このため、JPEG形式のファイルであれば、世界中のどこのコンピュータなどでも画像を見る事が可能です。

なので、JPEGであれば、写真を撮ったカメラ以外のカメラでも、メーカーが異なっていても撮った写真を見る事が可能だったりします。

JPEGがなぜ使われるのか?

JPEGファイルは、インターネットが普及する前の1992年から存在し、その後インターネット上の画像の主流として使われた事から、圧縮形式で最も使用されるファイル形式になりました。

もちろん今現在でも、JEPGファイルは、Webで多く使用されています。
この事から、事実上、圧縮形式ではJPEGファイルがスタンダートな形式になっていると思われます。

圧縮と画質について

JPEGは、圧縮形式と言いましたが、圧縮という言葉を使っている事から想像できるかもしれませんが、圧縮形式の画像ファイルは、ファイルサイズを小さくできる反面、画質が劣化するのが特徴です。

どれくらいファイルサイズが小さくなり、画質が劣化するのかは、ファイルを保存する時に設定する圧縮率で決まります。

圧縮率

JPEGファイルを保存する際には、必ず圧縮率を選ぶ設定があります。
圧縮率というのは、あまり圧縮しない、つまり低圧縮の場合には、画質への影響は軽微ですが、圧縮率が高まる程に画質が大きく劣化します。
また、圧縮率が高くなるにつれて、ファイルサイズは小さくなっていきます。

パソコンであれば、保存の際に数値やパーセンテージで細かく設定する事ができます。

2019090401

カメラであれば、FINE/NORMALという表示で選択したり、

2019090402

といったアイコン表示で選択を行ったりします。
ちなみに、曲線アイコンの方が低圧縮、階段状の方が高圧縮を意味しています。

圧縮時の注意点

JPEGの圧縮について、以下の2点について注意する必要があります。

  • 圧縮が不可逆圧縮である
  • 保存するたびに圧縮が行われる

圧縮が不可逆圧縮である

JPEGファイルの圧縮は、不可逆圧縮での圧縮、つまり一回圧縮して保存すると元の状態には戻せません。
なので、一度、高圧縮で保存された場合、良い写真だったからと言って後から低圧縮な状態に戻すことはできません。

保存するたびに圧縮が行われる

圧縮は、ファイルの保存のたびに行われます。このためJPEGの保存を繰り返すとその都度、圧縮が行われてしまい、画質はどんどん劣化していきます。
なので、繰り返しの編集には向かないファイル形式だという事を覚えておく必要があります。

どれくらいの圧縮率が良いのか?

最近のパソコンであれば、ハードディスクの容量も大きいですし、メモリカードも安くなった事から、画質を犠牲にしてまで圧縮率を高めてファイルサイズを小さくする必要は薄くなってきています。

注意点の事もあることから、JPEGファイルの画質設定は、そのカメラの最高設定で使う事をオススメします

なお、基本的にかなりの高圧縮設定は、ファイルサイズに厳しい制限のあるWebに画像を掲載する場合に使用するくらいで、保存やプリント用には全く使えません。

JPEGファイルの画質と編集

JPEGはRAWファイルから作成される

ご存知の方もおられるかもしれませんが、一眼レフやミラーレス一眼では、JPEG以外にもRAWという形式で写真を保存する事ができます。
実はJPEGファイルは、以下の流れのようにRAWデータから変換されて作られています。

2019090403

カメラが持つピクチャスタイルやフィルムシミュレーションなどのパラメータを元に撮影したデータからJPEGファイルが生成されます。

画質は?

JPEGファイルを生成する時に、JPEGとして不要な情報を切り落としたり、情報を圧縮したりして、ファイルサイズを小さくします。ただ、画質に影響が薄い部分から情報を圧縮するため、低圧縮であれば画質にはほとんど影響がありません。

これは、皆さんのカメラで撮って確認してもらったらわかると思います。Webへの掲載では見分けはつかないレベルで、拡大して粗探しをしてわかるレベルだと思います。

画像編集の幅は狭い

ただ、情報を圧縮しているため、RAWに比べてJPEGファイルが持つ情報量はかなり少なくなります。

2019090404

この情報量が少なくなる点がJPEGファイルの弱点になります。
撮影後に、明るさや色、ホワイトバランスを調整し直したいと思っても、情報量の少なさから調整できる幅が非常に狭く、無理をすると一気に破綻してしまうため、撮影後の編集には不向きな形式なのです。

撮影したままのJPEGファイルで、何も問題なければ良いのですが、写真を作品として仕上げていくには向かない形式と言えます。

まとめ

当記事のまとめ!
  • JPEGは、最もメジャーな画像形式の一つ
  • 特徴は、画像を画質を保ちつつ圧縮できる
  • ただし、撮影後の編集には不向き

JPEGファイルというのは、パソコンの世界ではかなりメジャーな形式でよく使われています。
また、画質についても低圧縮であれば写真で使用する分にも申し分ない綺麗さと言えます。

ただ、やはり問題となるのが編集には向かない点で、写真が上達すればするほど、補正がほとんど行えない点がネックとなるのも事実です。

編集しないのであれば特に問題はありませんので、こういった点を理解した上で使い分ければ良いかと思います。

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