写真の基礎

【写真の基本】写真撮影で最重要!露出について徹底解説するよ!

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突然ですが、デジカメやスマホなどで何気なく取っている写真は、大体は綺麗に写りますよね?

これは、カメラが自動的に被写体や周辺の明るさを測り、その明るさに合わせてイメージセンサーに届く光量を調整しているため、適切な明るさに写っているんです。
この被写体に合わせて光量を調整する事を、露出といいます。

この露出というのは、写真を撮る上で基本にしてとても重要な内容なので、今回は、撮影において基本にしてとても重要な露出について説明してみたいと思います。

写真撮影の基本となる露出

写真は、太陽や照明などの光源が照らす被写体に反射した光を、カメラ内のイメージセンサーで読み取って記録したものですが、撮影する環境は、日中の屋外や室内などその明るさは様々です。

その様々な環境の元で適切な明るさの写真を撮るには、被写体の明るさに合わせて光量を調整しなければなりません。 この光量を調整する事を露出といい、写真撮影にとっては基本にしてとても重要な内容になります。

写真が写る仕組みは、以下の記事にまとめているのでよければ読んでみてください。

写真の超基本!写真がどんな仕組みで撮れるのか解説するよ!

露出に関する3要素

露出は、以下の3つの要素を使用する事で、カメラは光量をコントロールします。

  • シャッタースピード
  • 絞り
  • ISO感度

この3要素を調整する事によって、カメラに届く光量を調整し、写りをコントロールします。
これらの3要素は、光量の調整においてそれぞれがとても重要な役割を持っており、ここで一つずつ説明するととても長くなるので、別記事にまとめてあります。
それぞれの詳細は、以下の記事を参照してください。

【写真の基本】シャッタースピードの役割/使い方を徹底解説するよ

【写真の基本】カメラの絞り機能の役割/使い方について解説するよ!

【写真の基本】ISO感度の役割と使い方のコツをまとめてみた

露出のコントロール

露出の調整についてイメージとしては、水道でバケツに水を貯めるに例える事ができます。
丁度、バケツ一杯分が適正な光量とします。 そして、水道栓が絞り、何秒間水道栓を開けるかがシャッタースピード、水道の水圧をISO感度として、バケツに水を貯めると考えた場合、

2019051701

  • 水道栓を開けて倍の水量にして、開ける時間を半分にする
  • 蛇口を開ける時間を半分にして、水圧を倍にする
  • 蛇口のノブを半分締めて、水圧を倍にする
  • 蛇口を開けて倍の水量、水圧を倍にして、開ける時間を1/4にする

これらの条件でバケツに入る水の量はどうなるでしょうか?
上の条件では、水が入るスピードこそ違いますが、入る量はどれも同じですよね。
このように3つの要素をそれぞれ調整することで、同量の水を貯める事ができ、その貯め方は様々です。

これは、カメラの場合も同じで、シャッタースピード、絞り、ISO感度をそれぞれ調整することで、同じ明るさの写真を撮る事ができますが、その調整方法は様々なパターンがあり、撮影者が撮り方を決める事ができます。

また、バケツ一杯分が適量の光量とすると、一杯分に足りない場合には光量不足=暗く写り、一杯分をオーバーした場合には光量オーバー=明るく写るので、写真の明るさを自分のイメージ合わせてコントロールするという事も出来ると言えます。

適切な光量に対して、光量が足りず暗い写真の事を、露出アンダー、光量オーバーして明る過ぎる写真を、露出オーバーと表現します。ただし、意図的に暗く写したり、明るく写す場合もあり、それらをローキー、ハイキーな写真と言ったりもします。

露出は3要素のバランスをどうとるかを決めるという事

シャッタースピード・絞り・ISO感度は、どれかを明るくなるよう設定すると、どれかで暗くなるよう設定しなければ、明るさが変わるという相関関係にあります。 イメージとしては、以下のトライアングルといった感じですね。

2019051702

初めのうちは、露出のコントロールには、3要素の相関関係があって、そのバランスを取るんだと覚えるのOKだと思います。

また、もう一つ、同じ露出になるとしても、シャッタースピード・絞り・ISO感度の組み合わせ次第で、背景のボケ具合や被写体のブレ具合など、写りが変わってきます。
このため、シャッタースピード・絞り、ISO感度のそれぞれの役割を理解して、どのように写したいのかをイメージして合わせて露出を設定できるようになれば、より自分のイメージ合う写真となります。

例えば、以下の露出の設定

  • F2.8 1/125 ISO200
  • F4.0 1/60  ISO200
  • F4.0 1/125 ISO400

この設定では、露出(取り込む光の量)は全て同じです.
しかし、それぞれ他と比較して、1つ目は、絞りが開いている、2つ目は、シャッタースピードが遅い、3つ目はISO感度が高い、という設定になっており、それぞれが他より1段分明るくなる設定であるため、同じ露出となっています。

このため、同じ露出とは言え、1つ目は、絞りが開いているので被写界深度が薄くなるし、2つ目は、シャッタースピードが遅い分ブレが出やすい、3つ目は、被写界深度は深く、高速なシャッタースピードだけれども、少しノイズが乗るという違いが出ます。

この違いまで考えた上で、どの露出を選択して撮るのかまで考えらえるようになると、露出を自由にコントロールして撮れるようになります。

カメラで露出をどのようにコントロールするのか?

シャッタースピード・絞り・ISO感度を調整する事で、写真の明るさや写りをコントロールする事ができる事を説明しましたが、続いて実際にコントロールするにはどう設定すればいいんだって話ですよね。
実は、マニュアル撮影モードを使用する場合の除いて、適正な光量の測定と設定の判断は、カメラがセンサーで状況を読み取って自動的に設定してくれるので、特に難しい設定の必要はありません。

プログラムオートは、シャッタースピード、絞り共にカメラ任せのフルオートになります。 シャッタースピード優先モードでは、シャッタースピードを自分で選択し、絞りはカメラ任せのモード、絞り優先モードは、絞りを自分で選択し、シャッタースピードはカメラ任せのモードとなり、いずれもカメラが適正な明るさの写真となるよう設定を行ってくれます。
各撮影モードについては、以下の記事で解説しました。

カメラの撮影モードを極める!撮影モードの選び方のコツ


ただ、カメラがどんなシーンでも完璧に状況を判断できる訳ではありません。
例えば、屋外で人の写真を撮ったら顔が暗く写っていたなんて経験はないでしょうか。

そこで用意されているのが、露出補正ダイアル(ボタン)です。
このダイアルは、カメラの判断から、明るく写すのか、暗く写すのかを調整する事ができ、プラス方向に回せば明るく、マイナス方向に回せば暗く補正されます。
人の顔が暗く写ったような場合には、プラスに補正することで顔の部分が明るく写ります。

露出補正の方法は、使用するメーカー、カメラによってまちまちなのですが、例えば、キヤノンのEOS 7DmarkⅡの場合には

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矢印のダイアルを回す事で、 カメラが判断した露出よりも明るくしたり(プラス補正)、暗くしたり(マイナス補正)する事ができます。 ダイアル自体の使い方は、とても簡単なのでお使いのカメラの説明書を見てみてください。

以下で関連記事をまとめました。

写真が暗い?明るい?写真の明るさを補正する露出補正

失敗写真さようなら!人の顔が暗く写ってしまう理由と対処法【一眼 ミラーレス】

マニュアル撮影モード

マニュアル撮影モードについても少し。
マニュアル露出は、シャッタースピード・絞り・ISO感度を全て自分の判断で設定するというものです。

このように書くと難しそうに感じますが、実際にはマニュアルで設定した内容で明るく写るか、暗く写るか、ファインダー内のカメラの露出計に指標が表示されるので、案外難しくなかったりします。この方法のメリットは、露出を固定して撮影を続けられ撮影結果が安定し、自分の思う通りに写す事が出来る事です。

でも、使いこなすには、、露出の理解と経験がある程度必要となるので、初心者の方は当分は考える必要がないかもしれません。

段という表現

最後に、”段”という表現を紹介しておきたいと思います。
段とは、シャッタースピード・絞り・ISO感度の3要素で共通して、その大小を相対的に表す単位として用いられ、シャッタースピードを1段分早くするや絞りを1段分絞るという表現で使います。

下図のそれぞれの項目の間隔を1段として表すとして表せ、利便性があるためこの単位が使われます。

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それぞれの項目を明るく(暗く)する際の目安として使います。

露出をコントロールする時に、シャッタースピードを一段速くしたから絞りを一段開放するというように段を単位に考える事ができるので、覚えておくととても便利です。 ちなみに、実際のカメラには、上図の段の間に1/3段単位の設定がありますが、そこまで細かく覚える必要性も薄いので、ざっくりと1段単位で覚えてしまって問題ありません。

まとめ

当記事のまとめ!
  • 露出とは、カメラ内に入る光量を調節する事
  • 露出は、シャッタースピード・絞り・ISO感度でコントロールする
  • シャッタースピード・絞り・ISO感度は、それぞれ相関関係にある
  • オートモードでは、露出補正ダイアルで明るさを調整する
  • ”段”という単位で表現される

露出は、経験が浅かったり、理解が曖昧だとカメラ任せの撮影になりがちになります。
ちょっと難しい内容ではあるので、最初はカメラ任せで良いですが、次のステップに進んで上達し自分のイメージ通りに写真を撮るためには、是非とも覚えてもらいたい内容です。

あまり難しく考えず、ざっくりと覚えていれば、あとは経験と共に感覚的に使いこなせると思うので、仕組みだけざっくりと覚えてみてくださいね!

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