写真の基礎

周辺減光とは何か?写真を撮ったら四隅が暗く写る場合の対処法

投稿日:

写真を撮っていて、写真の四隅が何だか暗いなんて経験はありませんか?
それは、使用しているレンズの”周辺減光”という現象が原因なんです。

今回は、この周辺減光の対策と補正方法を紹介します。

周辺減光とは?

2019080301
周辺減光とは、写真の中心部の明るさに比べて写真の四隅が暗くなってしまう現象の事を言います。(周辺光量落ちとも言います。)

晴れ渡った青空の写真や白い壁など、背景が均一の色だった場合に顕著に目立ってきます。(他の写真でも目立たないだけで周辺減光は起こっています。)

ちなみに、使用するレンズによって、発生する度合いが異なりますが、お高いレンズほど影響が少なくなるよう補正されています。

周辺減光が目立つ条件

周辺減光が目立ちやすい条件として、以下の点が挙げられます。

  • 絞り開放
  • センサーサイズが大きい
  • 広角レンズ

まずは、レンズの絞りが開放状態であること。一番、光が入り込む状態ですからね。

二つ目は、センサーサイズが大きい場合。センサーの大きさが大きくなるほど、レンズも大きくなって周辺減光を抑制するのが大変になります。

三つ目に、広角レンズであること。レンズの設計上、抑えるのが難しくなるそうです。

これらの条件が揃うほど、周辺減光が目立ってくるって訳です。
逆を言えば、絞りを絞ったり、センサーサイズが小さかったり、望遠レンズであったりすると、ほとんど周辺減光は起こりません。

周辺減光の原因

原因は、レンズと光の小難しい話になるので、正確に理解しなくても問題はないかなと思います。
レンズというものは、上記の条件に該当すると多かれ少なかれ周辺の光量が落ちるものだと覚えるのでもOKです。

一応、説明しますと、一つは、口径食というものがあります。

レンズに入る光は、すべて真っ直ぐ入ってくる訳ではなく、斜め方向からも入ってきます。この斜めに入る光がレンズの筒状の本体部分に一部が遮られてしまい、レンズの中心部のよりも光量が落ち暗くなってしまいます。

あと、コサイン4条則という物理法則も関係します。
この辺りの話を正確に知りたい方は、ググってみてくださいね。

周辺減光の対策

絞りを絞る(F値を大きく設定する)

周辺減光は、レンズにもよりますがある程度絞りを絞れば軽減されて行き、目立たなくなっていきます。
なので、周辺減光が気になる場合には、1〜2段分絞りを絞ってあげると改善されると思います。

現像ソフトやPhotoshopで補正する

物理的な解決よりも、パソコンのソフト上で補正する方法もあります。
現像ソフトやPhotoshopなどでレンズ補正機能を使えば、周辺減光を軽減することも、逆に追加することもできます。

Lightroomであれば、現像パネルの[効果]の”切り抜き後の周辺光量補正”で補正することができます。

2019080302

また、ソフトによっては、各レンズに合わせた歪みや周辺減光の補正情報を持っていて、レンズ名を選択するだけで補正を自動的に補正を
行ってくれる機能もあります。

作風として使用する

周辺減光自体は悪い訳ではなく、逆に使用するレンズの個性なので、それをそのまま残して写真の味とするのも一つの楽しみ方だと思います。
特に、古いレンズは、顕著に周辺減光が発生するので、そのレトロ感を逆に活かしてみましょう

まとめ

最近のレンズであれば、普段の撮影程度ではそこまで気にならないことだと思います。

この周辺減光を利用すると、中心部分を引き立たせる効果を持たせることができるので、逆に現像時に追加するというのもアリだと思います。
なので、僕は、周辺減光はレンズの個性として残して作品に利用するよう心がけています。

おすすめの記事

1

カメラってどういう仕組みで写真が写るのかって疑問に思いませんか? 『そんなもん、カメラの電源入れてシャッター押せば写るやんけ』と言われると元も子もないのですが...(汗) カメラで写真が写る仕組みがわ ...

2

カメラやスマホなどのカメラを選ぶ時に、よく”F値”というものを見かけませんか? "F1.8レンズ搭載"なんて表現ですね。 このF値というのは、レンズの性能を表す指標として使われており、値が小さい方が良 ...

3

カメラ初心者にとって、いまいち分かりづらいのは”絞り”じゃないでしょうか? 絞りってどんな機能なのかわからないですよね。 でも、絞りの働きをしっかりと理解しておくと、写真の表現にも活用できるとても大切 ...

-写真の基礎
-

Copyright© シャシンのQ , 2019 All Rights Reserved.