写真の基礎

写真のピントとボケはどう違う?写真の背景のボケについてまとめてみた 【一眼レフ、ミラーレス】

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一眼レフやミラーレス一眼で撮った写真で、一番大きな特徴といえば、背景の大きなボケなのではないでしょうか。
そのボケと似た要素としてピントがあります。

ピントは、皆さんなんとなくお分かりになるかと思いますが、本記事ではそのピントとボケの関係について書いて
みたいと思います。

スマートフォンと一眼レフのピントの特徴の違い

今、一番身近なデジカメといえば、スマートフォンのカメラですよね。最近のスマートフォンのカメラって、一昔前のコンパクトデジカメくらいの性能があり、とても綺麗に写ります。

それでも、一眼レフやミラーレス一眼の方がより綺麗に写ると言われますが、その理由の一つに背景が大きくボケるからというのがあります。ただ、これは、厳密に言うと背景がボケるというよりも、ピントが合う幅が違うという方が正しいかなと思います。

例えば、スマートフォンで撮った写真を見てもらうと、手前から奥まで1〜3全てのピントが合っています。

2019061801

iPhoneXsで撮影

それに対して、一眼レフで撮った写真は、ピントが合っている領域が狭く、2番からすでに少しボケています。

2019061802

ASP-Cのミラーレス一眼で撮影

同じ場所から撮ってもカメラによって、このようにピントが合う幅が違ってしまうのです。

被写界深度

ボケずにしっかりと写っている場合をピントが合っている、ぼやけて写ってしまっている場合をピンボケといいますよね。
このピントという言葉は、ボケずに写っているか写っていないかの時に使いますが、この言葉では、どれくらいの幅がピントが合っているのかはわかりません。

先の例の写真では、ピントが合っている幅が違うだけで、どちらもピントが外れたピンボケ写真ではありません。

ピントが合っている幅 = 被写界深度

そこで写真や映像の世界では、ピントが合っている領域の幅の事を被写界深度という言葉で表現します。
被写界深度は、深度という名前だけあって、深さで表現します。
なので、ピントが合っている幅が広いほど深い、狭いほど浅いといいます。

  • ピントが合っている領域が広い = 被写界深度が深い
  • ピントが合っている領域が狭い = 被写界深度が浅い

例えば、以下のようにピンポイントでピントが合っている写真は、被写界深度の浅い写真と言います。

2019061804

対して、ピントが合っている領域が広い写真は、被写界深度が深い写真と言います。(特に、写真全域でピントが合っている場合は、パンフォーカスといいます。)

2019061805

スマートフォンの写真は、構造上、ピントが合っている領域が非常に広いため、被写界深度が深い写真になります。

ピントの山

ピントが合っている領域はすべて同じのように見えますが、実はピントが最も合っている中心からかすかにボケ始めており、人がボケていると認識できずにピントが合っていると見えているだけなのです。
そして、ボケ具合がある一定以上を超えると、その地点からボケていると認識します。なので、最もピントが合うピークの場所をピントの山と言ったりします。

これを図式にすると、以下のような山なりの形になり、A地点とB地点より外がボケる領域という事になります。

2019061806

また、この図のようにボケ具合も一定ではなく、中心から離れるほどボケる量が大きくなっていくのも特徴です。
下の写真のように、ピントが合っている1から離れていくに従って、ボケ具合が大きくなっているのがわかります。

2019061803

被写界深度が決まる条件

一眼レフやミラーレス一眼を買った、もしくは、買おうとしている人は、やはり背景が大きくボケた写真が撮りたいという人が多いのではないでしょうか。
この背景をボカす、すなわち、被写界深度が浅い写真を撮るには、使用するカメラやレンズなどの複数の条件によってコントロールできます。
その条件については、別途、以下の記事で詳しくまとめていますので、こちらをご覧ください。

背景がボケる写真の4条件をまとめてみた

まとめ

当記事のまとめ!
  • ピントが合っている幅の事を、被写界深度という
  • 被写界深度は、浅いとピント幅が狭く、深いとピント幅が広い
  • ピントには、頂点があり、そこから離れるほどボケていく

今回は、一眼レフで撮った写真が綺麗と言われる大きな理由の被写界深度を紹介いたしました。
写真で背景がボケる事について少しは理解いただけたでしょうか?

理解できれば、あとはそれをコントロールする手段を覚えれば、もう完璧なので、本文で紹介した被写界深度が決まる条件についての記事も合わせて読んでみてくださいね。

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