撮影テクニック

水族館で上手く写真撮影をするための12のポイント!

投稿日:

とても綺麗で写真が撮りたくなる水族館。でも、撮るとなるととても難しい強敵です。どうしたら水族館での写真が上手く撮れるの?って方に、水族館で上手く写真を撮るコツについてお教えしますよ!

水族館での撮影が難しい理由

まず、上手く撮るには敵を知れってことで、なぜ水族館での撮影は難しいのかを知っておきましょう。

館内が暗い

そもそも水族館館内は、水槽の中を見やすいように照明を落としているので光量が少なくかなり暗いので、カメラにとってとても厳しい条件ですよね。
このためシャッタースピードが遅くなるので、その対策が必要となります。

撮影が分厚いアクリル越し

水槽の中の魚などを撮ることになるので、カメラと魚の間には分厚いアクリルと水があります。これによって写り込みや歪みが生じる場合があるので注意が必要となります。

被写体が動く

相手は、生き物なので当然動き回ります。しかし、暗い中での撮影なのでシャッタースピードを稼げず、ブレて写ってしまいがちになります。なので、しっかりと写すための対策が必要となります。

設定/準備

明るい標準ズームレンズを使う

2019072301

水族館で使用するレンズは、館内の暗さに対処するために、F値の小さい明るいレンズが向いています。
また、撮影相手が水槽の中で動き回る魚なので、思うように距離をとることができないため、ズームレンズが撮影に向いています。

なので、F2.8の明るい標準ズームレンズを持っていれば、それがベストなレンズです。
持ってなければ、手持ちで一番明るいズームレンズを使用しましょう。

明るいレンズ、F値って何?という方は、以下のポストをご覧ください。

レンズのF値ってなんだ? - 【レンズ選びの基本】F値を解説してみた

単焦点レンズを使う場合

動きの速い魚は、距離をとれないため、単焦点レンズの使用は難しいですが、クラゲや動きの遅い魚を撮るといった場合には、単焦点レンズでも問題ありません。
なので、荷物に余裕があれば、50mmくらいの単焦点を1本持っていってもよいでしょう。

撮影モードはTvモード、ISO感度はISOオートで

2019072302

相手は動いている被写体になるので、できるだけ速いシャッタースピードで撮りたいところです。

そこで撮影モードをTvモードやSモードに設定し、ISO感度をオートにして、シャッタースピードを1/100〜1/160くらいに設定します。
ただし、使用するレンズによってISO感度が高くなりすぎる場合には、シャッタースピードを調節してバランスをとってみましょう。

なお、シャッタースピードを速く設定しておくとF値は常に最小値になるはずなので、絞りは気にしなくてもOKです。

シャッタースピード優先モードについては、以下のポストもご覧ください。

【撮影モード攻略】シャッタースピードを設定する!シャッタースピード優先モードの使い方

Avモードを使うならば、シャッタースピードに気をつける

AvモードやAモードを使って、絞り開放で撮るのも一つの方法です。
ただし、シャッタースピードが遅くならないようISO感度を自分で設定することで、シャッタースピードをコントロールしながら撮る必要があります。この場合も、シャッタースピードは、1/100〜1/160くらいとなるように設定しましょう。

AFモードは、コンテニュアスAFモード

魚の動きは速く、また、複数の魚が泳ぐため、AFポイントがオートでは狙った魚にピントを合わせるのが難しいです。

なので、AFの設定は、1点AFやエリアAF(メーカーにより呼称が異なります)を使用して、特定のエリアに絞った方が良いです。また、動き続ける被写体なので、コンテニュアスAF(AIサーボやダイナミックAFなど)を使用して、魚の動きに追従するAFモードを使用しましょう。

フォーカスモードについては、以下のポストをご覧ください。

ピントはどのように合わせるのか?カメラの超基本 - フォーカスの基本情報をまとめてみた。

ホワイトバランスは、白熱灯(電球マーク)を選択

オートホワイトバランスでもある程度綺麗に写りますが、より水の中の印象を表現するためには、ホワイトバランスは、白熱灯(電球マーク)にします。

電球マークを選択すると、全体的に青味が強くなるので、水の青がより強調されて幻想的なイメージに仕上げることができます。

2019072303

曇りや日陰マークにすると逆に赤味が強くなってしまうため、今回の場合には向きません。

ホワイトバランスについて詳しくは、以下のポストをご覧ください。

【写真の基本】ホワイトバランスの役割と使い方のコツを解説してみた

明るさの調整は、露出補正で行う

水槽によって背景部分の色が変わるため、水槽によって写真の露出(明るさ)が安定しません。なので、露出補正機能を上手く使って明るさをコントロールしましょう。

フラッシュNG/三脚NG

水族館では、フラッシュを使用した撮影を禁止しているところが多いですし、仮に使用できたとしても、水槽のアクリルや水に反射してしまうので上手く撮れません。
なので、内臓フラッシュが動作しないよう設定しておきましょう。

なお、フラッシュ撮影がOKなところでも、周りのお客さんの迷惑にならないないよう気をつけたいところです。

撮影時のポイント

水槽に近づいて写りこみを防ぐ

2019072304

魚とカメラの間には、どうしてもアクリル板があるので、天井の照明や自分自身などが写り込んでしまいます。
なので、撮影する時には、写り込まないようにできるだけレンズの先を水槽に近づいて撮るようにしましょう。

もし、写り込みが多少あるような場合には、手でレンズと水槽の間を覆うようにすることで写り込みを減らすことができます。
また、どうしても水槽に近づけない場合には、少し望遠にして写り込みがない角度、ポジションを探りながら撮るにしましょう。

明るい場所を探して、よく観察する

水槽によって明るさはバラバラですし、水槽内でも明るい場所と暗い場所に分かれる事があります。
なので、明るい場所を通る魚を中心にとればシャッタースピードを稼げて失敗が少なくなります。

2019072305

特に、自然光が上から降り注ぐような水槽はチャンス。降り注ぐ太陽のきらめきを狙って写真を撮れば、まるで水中で撮ったかのような写真に仕上がったりします。

良い場所で待つ

相手は生き物なので、こちらの思った通りには動いてくれません。だからと言って、目当の魚を追いかけて撮っても中々良い結果には結びつきません。
なので、明るくて良い写真が撮れそうな場所で、お目当の魚が来てくれるのを持つことも重要です。

これは単純に根比べなので、ひたすら来るのを待つのがポイントです。

人物はシルエットにして撮る

子供などと一緒に行った場合、館内側は非常に暗いので子供自体を撮るのは難しいです。
そこで、水槽前で魚を見る子供をシルエットにして撮ることで、印象的な写真を撮ることができます。

2019072306

撮り方は、普通より少しマイナス補正にして撮れば簡単にシルエット写真になるのでオススメの撮り方になります。

ショーを撮る場合

2019072310

水族館によっては、イルカやアシカなどのショーを見ることもできますが、ショーを撮る場合にもコツがあります。

ショーを撮るなら望遠レンズ

2019072308

ショーを撮る場合、観客席から撮ることになるので望遠レンズが必要となります。大体、35mm換算で100mm〜200mm以上くらいのレンズが必要になるかと思います。

設定は、高速シャッターで

イルカの泳ぎやジャンプは、相当速いのでこれを撮るためには、高速シャッターでなければ撮れません。
幸いイルカなどのショーは、屋外プールなどで行われることが多く、シャッタースピードを稼ぐことが可能だと思うので、
1/400〜1/1000以上の高速シャッターに設定して撮りたいところです。
これくらい速いシャッタースピードだと水飛沫もしっかり止まって写すことができます。

少し広めで撮る

動いている被写体を大きく撮るのは、なかなかの撮影技術が必要となるので、最初は、少し引いて広い範囲を撮ると失敗なく撮影することができます。

2019072307

ピントは、置きピンを使う

動く被写体で一番難しいのが、ピントを合わせることです。
ショーの場合、ジャンプした瞬間にピントを合わせて撮るというのは至難の技で、ほとんどが間に合いません。
そこで、置きピンという方法で撮影します。

置きピンは、予め撮影する場所か、撮影する場所と同距離の場所にピントを合わせておき、被写体がそのピントを合わせた場所を通った時に撮影する方法です。

2019072309

今回のショーの場合には、ジャンプしそうな場所の水面に、シャッターボタンを半押ししてピントを先に合わせます。そのまま半押し状態だとAFロック状態となるので、
そのままイルカのジャンプを待って、飛んだ瞬間にシャッターを切ります。ちょっと難しいですが、慣れるしかありません。

まとめ

以上、水族館撮影の方法でした。
今回紹介した中で特に、シャッタースピード、写り込み、ホワイトバランスがポイントです。
なかなか難しい撮影ですが、今回紹介させて頂いた内容を心がけてもらえれば、最初は失敗するかもしれませんが、バッチリ撮れるようになります!
皆さんも、ぜひぜひ挑戦してみてくださいね!

おすすめの記事

1

カメラってどういう仕組みで写真が写るのかって疑問に思いませんか? 『そんなもん、カメラの電源入れてシャッター押せば写るやんけ』と言われると元も子もないのですが...(汗) カメラで写真が写る仕組みがわ ...

2

カメラやスマホなどのカメラを選ぶ時に、よく”F値”というものを見かけませんか? "F1.8レンズ搭載"なんて表現ですね。 このF値というのは、レンズの性能を表す指標として使われており、値が小さい方が良 ...

3

カメラ初心者にとって、いまいち分かりづらいのは”絞り”じゃないでしょうか? 絞りってどんな機能なのかわからないですよね。 でも、絞りの働きをしっかりと理解しておくと、写真の表現にも活用できるとても大切 ...

-撮影テクニック
-,

Copyright© シャシンのQ , 2019 All Rights Reserved.